東京医科歯科大学・東京外国語大学・東京工業大学・一橋大学は、2001年3月に四大学連合憲章を結び、真に国際競争に耐えうる研究教育体制を確立すべく、たゆまぬ努力を続けてまいりました。その努力の一環として、世界最先端の研究を強力に推進してきております。そして、この22年間に世界第1級の研究成果を数多く上げてまいりました
第18回の今回も、学術研究の最前線をわかりやすく解説しています。
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高地 雄太(東京医科歯科大学 難治疾患研究所 教授)
最新のゲノム解析技術からせまる病気のメカニズム ~COVID-19を例に~
ロングリード・シークエンシング技術は、1万塩基対を超えるDNA/RNA配列の同定を可能にした。様々なゲノム研究に応用されつつあるが、COVID-19を例に最新の解析技術がいかに疾患研究を発展させるかを紹介する。
真島 豊(東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所 教授)
極限ナノ材料造形と機能開拓 ~ガスセンサ、トランジスタからDNAシーケンサまで~
10ナノメートルという極めて小さなサイズに材料を造形すると優れた機能を利用できるようになる。最先端の電子線リソグラフィと無電解金めっきを用いて作製した、ガスセンサ、単分子トランジスタ、DNAシーケンサなどの研究開発の取組を紹介する。
石川 博樹(東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 准教授)
アフリカ食文化史研究の最前線 ~エチオピアの酸っぱいパンケーキの謎に迫る~
食文化に関する研究は、アフリカ研究において注目されている分野の1 つである。「エチオピアを代表する食品」と呼ばれる「インジェラ」の歴史研究を事例として、アフリカ食文化史研究の最前線とその意義について紹介する。
雲 和広(一橋大学 経済研究所 教授)
ロシア人口の歴史と現在 ~人が減り続ける社会~
ロシアの人口動態が注目を集めるようになって久しい。ソ連崩壊後のロシアの人口危機は何故生じたのか、人口動態の変動はどのように説明し得るのか。我が国に先んじて人口減少社会となったロシアの状況を紹介する。
(参考)