ポストコロナ社会コンソーシアム
リサーチマップ
東京工業大学と東京医科歯科大学では、ポストコロナ社会の課題解決に取り組む研究者のリサーチマップを提供しています。
東京工業大学
https://www.ura.titech.ac.jp/nn-researchmap/
東京医科歯科大学
https://www.tmd.ac.jp/map/
大人のためのゼミ
四大学連合(東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京工業大学、一橋大学)で設立した四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムでは、それぞれ特徴的な研究領域を有する四大学ならではの強みを活かし、学際的、複合的な観点で議論し、新たな研究テーマを創発することを目指す異分野融合イベントを開催いたします。
ヒトは何歳になっても学び続けたいと思うものです。ましてや研究者や学生は探求心が旺盛です。また、世界は大きく変わりつつあります。このままで良いのか、どうあるべきか一人で悶々と悩むよりも、その道の専門家を交えて皆で一緒に考えませんか?
本イベントは、デジタル化や国際情勢など世界の新しい潮流やヒトの幸せや社会の在り方など物事の本質まで、四大学の研究者や学生が集い多角的に議論することにより、何か答えのようなものを見出すとともにお互いの交流を促進するものです。
異分野の研究者の知識や発想、多様な視点から、その道の専門家でなくて結構ですので、素朴な疑問をぶつけ合う、互いに分野が違うからこそできる議論の場にご関心をお持ちの方のご参加をお待ちいたしております。
<企画内容・アンケートフォーム>
四大学連合の教員・研究者・学部生・大学院生から、大人のゼミで訊きたいこと、議論したいことを全4回シリーズで募集します!
今更訊けないこと、ご自身の専門分野ではないが一度議論してみたかったこと、専門家として他の分野の研究者や学生の意見を訊きたいこと、一見すれば答えはないような超越的なことどんなことでも構いません。
このような「問い」について議論してみませんか。
こんな事、質問しても良いのかなと思うことはありません。素朴な問いに物事の本質があったりすることは私たち研究者が良く知っていることです。明確な答えは出なくても構わないのです。分野の違うもの同士がお互いに疑問をぶつけあうことが今回の企画の狙いです。
開催概要
過去開催回
<第1回>145名参加
開催日時: 2022年6月27日(月)18:00-19:00 Zoomウェビナー
- 対象: 四大学の教職員、大学院生、学部生
- 形式: ゼミ形式
- 回答者: 一橋大学大学院法学研究科教授、国際・公共政策研究部 研究部長 秋山 信将【専門分野:国際関係論】
- テーマ: 「最近の国際情勢」(ウクライナ侵攻を含む)
議論内容:
「国連の安全保障理事会における拒否権や機能不全への指摘、これらの歴史的背景、現実的な解決策について」
「核の抑止力は現在の政治情勢でも有効か、戦後のことを考えれば、国際社会から孤立を深め、もはや行使できない武器ではないか」
「フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に象徴されるように、「中間、中立」に位置する国家が少なくなることは国際情勢、地球全体の安全保障という観点でどのような影響があるか」 - 登壇者:
東京医科歯科大学 助教 那波 伸敏
東京外国語大学 准教授 三代川 寛子
東京工業大学 教授 伊東 幸子 - 司会: 一橋大学大学院経済学研究科、国際・公共政策研究部教授 佐藤 主光
- 進行: 株式会社リバネス
<第2回>77名参加
開催日時: 2022年7月29日(金)18:00-19:00 ZOOMウェビナー
- 対象: 四大学の教職員、大学院生、学部生
- 形式:ゼミ形式
- 回答者: 笹原 和俊 東京工業大学 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程/イノベーション科学系 准教授 https://www.colorlessgreen.info/home
- テーマ: 「AI、フェイクニュース、情報があふれる社会」
- 議論内容:
「ディープフェイク(ニュースや画像記事など?)はまだドラマや映画の中の出来事だと思ってしまうが、既にこの情報社会では溢れているのか」
「AIがあたりまえになった社会における人間像はそれ以前とどう違うのか」
「フェイクニュースや情報があふれる社会で学びを進める上での「信頼できる情報源」とはどう定義されるのか」 - 質問者(登壇者):
東京医科歯科大学 大学院生 野村 萌夏
東京外国語大学 大学院生 長谷川 健司
東京外国語大学 学部生 加藤 凜桜 - 司会: 新田 元 東京工業大学 国際先駆研究機構 研究戦略部門長(兼)研究・産学連携本部 研究戦略部門長
- 進行: 株式会社リバネス
- 開催日時: 2022年10月4日(火)18:00-19:00 ZOOMウェビナー
- 対象: 四大学の教職員、大学院生、学部生
- 形式:ゼミ形式
- 回答者: 小田原 琳 東京外国語大学 大学院総合国際学研究院 准教授
http://www.tufs.ac.jp/research/researcher/people/odawara_rin.html - テーマ:「フェミニズム、セクシュアリティ等を巡る諸状況をジェンダー史から考える」
- 議論内容:
「授業の中でどのようにジェンダータイトルを使い分けるべきなのか。「男、女」という言葉は割けるべきなのか。知らないうちに差別をしてしまっているのではないか。」
「LGBTQに関する出版物を多く目にするようになった時期より、以前からフェミニズムに関する出版物はいろいろあったと理解しているが、フェミニズムに関する考え方とLGBTQに関する考え方について、現在における関係やその歴史的背景はいかがか。」
「以前に生物学研究の知見として、胎児の脳がテストステロンに曝露することによって、胎児の脳が男性化するという脳の性分化というものがあったが、一方で現在は男性脳・女性脳などはあまり言われていない印象がある。最新の知見はいかがか。」
「大学においては、女性活躍の機会を増やし、また多様性を推進する施策を採用しているが、実際には男性的な働き方ができる女性が求められているように感じる。また、男性についても長時間労働等の伝統的な世界観が奨励されている雰囲気がある。これらは日本特有のものなのか、それともアカデミアの特殊性によるものなのか。」 - 質問者(登壇者):
一橋大学 講師 フィッシャー 麗子
東京医科歯科大学 助教 那波 伸敏 ほか - 司会: 中山 俊秀 東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 教授
- 進行: 株式会社リバネス
<第4回>59名参加
開催日時: 2022年11月28日(月)18:00-19:00 ZOOMウェビナー
- 対象: 四大学の教職員、大学院生、学部生
- 形式:ゼミ形式
- 回答者:
藤原 武男 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 教授
https://tmduglobalhealthpromotion.com/
岡田 就将 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 教授
https://www.med.tmd.ac.jp/medicine/departments/hc_management.html - テーマ: 「コロナと健康から改めて考える人間のウェル・ビーイング」
- 議論内容
「年齢に依らず、人を大事にする社会とは?」
「高齢者向けの健康情報番組は多いが、若者は今後の自身の健康のためにどのような所からどのような情報を集めるべきか。」
「日本は海外に比べ、精神的な問題を根性論で解決しようとする風潮がある。なぜこのような風潮が作られたのか。そして、このような風潮をなくすためには、社会はどのような取り組みをすべきか。」 ほか - 質問者(登壇者):
東京外国語大学 学部生 立松 みどり
東京外国語大学 学部生 加藤 凜桜 - 司会: 佐藤 主光 一橋大学 大学院経済学研究科、国際・公共政策研究部 教授
- 進行: 株式会社リバネス
<全4回の参加者数等>
- 全4回の参加者:延べ340名
- 内訳:
東京医科歯科大学 91名(27%)
東京外国語大学 68名(20%)
東京工業大学 98名(29%)
一橋大学 59名(17%)
その他 24名(7%) - 属性:
教員・研究者 68名(20%)
大学院生 94名(28%)
学部生 84名(25%)
職員 76名(22%)
四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアム 異分野融合研究会
四大学連合(東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京工業大学、一橋大学)で設立した四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムでは、それぞれ特徴的な研究領域を有する四大学ならではの強みを活かし、学際的、複合的な観点で議論し、新たな研究テーマを創発することを目指す異分野融合イベントを開催いたします。
新型コロナウイルスの流行は、私たちの生活様式や健康医療予防の在り方、働き方やコミュニケーションの方法、経済活動、環境・エネルギーなど様々な領域で大きな変化をもたらしました。この流行がなければ顕在化しなかったかも知れない課題や、想定外の気づきなど、この間に得られた視点は、50年後を予想する上で大きな手がかりになるかも知れません。
本イベントは、本来予想が難しい50年後を、四大学の研究者が集い多角的に議論することにより、解像度の高い50年後を描くことができないか、挑戦するものです。
異分野の研究者の知識や発想、多様な視点からありたい未来を描く議論の場にご関心をお持ちの方のご参加をお待ちいたしております。
<開催概要>
- イベント名: 異分野融合研究会?四大学で考える新型コロナ流行から50年後の社会と研究?
- 日時: 2021年12月22日(水)16:30-18:00
- 場所: オンライン(Zoom)
- 主催: 四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアム
- 運営: 東京工業大学 研究・産学連携本部、(株)リバネス
<プログラム(予定)>
- 開会挨拶 渡辺治 東京工業大学 理事・副学長(研究担当)
- 趣旨説明 新田元 東京工業大学 研究・産学連携本部研究戦略部門長、上席URA
- 参加研究者によるプレゼンテーション
テーマ「50年後の未来を考える」 - グループワーク「多面的に描く50年後の社会」
- フリーディスカッション
テーマ発表「コロナ流行から50年後の社会と、取組むべき研究」 - 閉会挨拶 桑田薫 東京工業大学 副学長(研究企画担当)
- 対象者: 四大学所属教職員(聴講のみ)
- 聴講申し込み: https://lnest.zoom.us/meeting/register/tJ0sde6qqzMqHdUMT-uIlgYqY7D8lkiy7h95
締め切り 12月21日(火)正午 - お問合せ: 東京工業大学 四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアム 異分野融合研究会事務局
event4univ[at]ura.titech.ac.jp([at]は@に変えて送信ください) - 発表者一覧はこちらをご覧ください。
四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアム 学生オンラインフィールドワーク
第1回キックオフシンポジウムのご案内
専門知の融合が未来を射抜く総合知を培う
四大学連合
ポストコロナ社会コンソーシアム
?第1回 キックオフシンポジウム?
総合案内
2021年2月12日(金)17:00~20:00
オンライン開催
お問合せ先
国立大学法人東京医科歯科大学(TMDU) 統合研究機構
E-mail:kenkyu-soumu.adm[at]tmd.ac.jp
([at]を@に変えて送信ください)
PROGRAM
東京医科歯科大学 渡邉守理事
文部科学省高等教育局国立大学法人支援課 堀野晶三課長
グローバルファンド(世界エイズ・結核・マラリア対策基金)
國井修戦略・投資・効果局長
テーマ例:ミクロレベル「感染を調べる」、メソレベル「人の行動を変える」、マクロレベル「コロナにまつわる法的課題」 など

グローバルファンド(エイズ・結核・マラリア対策基金)戦略・投資・効果局長
『ポストコロナ社会における大学の役割』(仮)
第二部 テーマ別分科会について
バーチャル会議システム「REMO」を使っての少人数ディスカッションをします。ソフトやアプリのインストールは不要で、ブラウザ上で使用できます。
テーマ別に用意するテーブルにご自分で自由に移動して交流できますので、実際のイベント会場の中でテーブルに着いているような感覚で、他大学の方との交流することができます。ディスカッションの成果として、ポストコロナ社会に必要な研究課題を四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムの「Slack」に上げていただき、引き続き議論できるようにしたいと考えています。
REMO のテーブルにおける最大人数は8人のため、希望者が多いテーブルについては複数用意します。
Remo アカウントをお持ちでないと参加できませんので、参加申し込み時に必ず作成してください。
参加申し込み時に、参加希望テーマのアンケートをいたします
2. 感染・重症化リスクを予測する
3. 治療する、治療を支える
4. ワクチンを作る、接種する
5. ウイルスを抑え込む
2. 人の行動を変える②:飲食
3. コロナ差別
4. 価値観の多様性
5. リスクコミュニケーション
6. メンタルヘルスを守る
2. テレワーク、情報セキュリティーのあり方
3. コロナの医療コスト・社会的コスト
4. 格差、信頼、社会的つながり
5. リモートでつながる、動かす
6. ポストコロナ社会のあり方
7. 政策効果の検証
四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムに関する覚書
プレスリリース
四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアム プレスリリース(PDF) 2021年10月15日
四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアム プレスリリース (PDF) 2021年2月1日