四大学連合ポストコロナ社会コンソーシアムでは、四大学連合の学生を対象に「コロナ禍の中で起きている社会問題に、我々の研究はどのように貢献することができるのか」をテーマにオンラインフィールドワークを開催し、コロナ禍によって社会に生じている分断の3領域について、みなが協働して乗り越えより良い未来を作るための行動について考えました。
今回のイベントは、コロナ禍における分断を、特定の社会で起きている遠い世界の問題ではないことを再認識し、共に生きる者として、社会問題の当事者として、難しい問題にどう対峙できるのかを、普段とはひとまわり広いサークルの中で対話し、考察する機会を作ることを趣旨に開催しました。
全2回のオンラインフィールドワークでは、四大学連合の学生をメインターゲットとして、「高齢者の孤立」、「飲食店の対応」、「大学の現場への影響」のトピックごとに現場関係者の講演を行い、社会問題を生み出す構造の複雑さについての気付きをもたらし、二次的な苦しみを生んでいる現在のコロナ対策をより「社会に優しく実装」することはどうしたらできるかという視点でグループワークを行い、各トピックに関する考察をまとめ、発表を行いました。
このイベントの成果は、未来を作る若者が、自分たちが問題解決者の一員として、研究を通じ、分野を超えて協働し社会問題と対峙して生きていくためのアイデアを生み出したことです。その成果を、本コンソーシアムはイベントに参加した学生とともに、3つの提言にまとめました。
各提言の詳細は、こちらをご覧ください。